はじめに:失敗パターンを知れば“途中解約”は防げる
結論:30代の失敗は「無理な月額設定」「暴落でパニック売り」など習慣・メンタル由来が9割。事前に仕組み化すれば回避できます。
失敗談① 無理な月額で生活費が赤字
手取りの30%をいきなり積み立て、「急な出費でカードリボ地獄」という典型例。
回避策:生活防衛費6か月分を超えるまでは手取りの10%以下に抑える。
失敗談② 暴落でパニック売り
コロナショックで▲20%を見て即売却→数か月後に相場回復という痛い事例。
回避策:含み損▲15%で追加投資する“バーゲンルール”を事前に決める。
失敗談③ テーマ型ファンドへ浮気
メタバース・AIブームで高コスト投信にスイッチし、指数を下回るパフォーマンスに。
回避策:コア90%はオルカンorS&P500、サテライト10%以内に留める。
失敗談④ 積立停止→再開の手続きが面倒で放置
出産や転職で資金繰りが厳しくなり、一度停止した後そのまま放置。
回避策:月1,000円まで最低額を残すことで“口座を寝かせない”。
失敗談⑤ 夫婦で重複投資して非効率
夫婦とも同じファンドを別々に購入→分散にならずリスクそのまま。
回避策:夫婦合算の資産配分シートを作成し、コア・サテライトを役割分担。
30代が“失敗回避ルール”を作る手順
- 家計フロー表を作り、月額を手取り10%内に設定
- バーゲンルール(例:▲15%で追加投資)を決定
- ファンドはコア90%・サテライト10%と明記
- 最低月1,000円を残し、停止しても口座を維持
- 夫婦・家族と資産配分を共有し重複を防止
よくある質問
Q. 暴落が怖いのですが、定期預金に戻すのはダメ?
A. 非課税枠を自ら捨てることになるため損失確定よりダメージが大きい。バーゲンルールで積立継続が基本です。
Q. サテライト10%は何を買えばいい?
A. 興味があるテーマ型や高配当ETFで“学び代”として使うのがおすすめ。損失が出てもダメージは限定的。
まとめ:失敗は“感情トリガー”で起こる ── ルールと仕組みで封じ込めよう
- 月額は手取り10%スタート → 生活費を圧迫しない
- 暴落時はバーゲンルールで自動的に追加投資
- コア90%・サテライト10%で浮気を防止
- 最低月1,000円は口座継続料として固定
次のステップ:Excelの「資産配分シート」をダウンロードし、あなたのコア・サテライト比率とバーゲンルールを今日決めておきましょう。
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